Kindle Unlimitedで「はじめての課長の教科書」があったので読んでみました。
私自身、課長になって8年経ちます。課長に期待される役割などの一般論について、体系的に学ぶ機会がなかったので、なるほどなるほど、と読めました。
この記事では、特に面白かった「避けることができない9つの問題」にスポットを当て、私の実体験と照らし合わせてみた感想をお伝えします。
問題社員が現れる
よくある問題が人間関係です。部下同士の争いが一番多いですね。
- もうあの人とは一緒に仕事出来ないので外して欲しい
- 子育てママ社員が優遇されている。どうして私ばっかり…
- 自分の評価が低い。納得いかない。
- 始業時刻になっても出社していない。
事例を挙げればキリがありません。総じて人間関係の問題が多いですね。
部下が「会社を辞める」と言い出す
私が課長であった8年間で3名の部下が辞めました。
正直、辞められて困る社員ではなかったので、私にとっては問題ではありませんでした。
辞めた3名はいずれも優秀な社員ではありませんでした。
もし、優秀な社員が辞めるとなったら困るんでしょうね。
心の病にかかる部下が現れる
幸いにも心の病で休暇や休職まで追い込まれた社員はいません。一歩手前まではいましたが、なんとか持ちこたえてくれました。
ストレスを感じるポイントは人それぞれ、ということを痛感しました。
外国人の上司や部下を持つ日が来る
思いっきり日本企業なので、外国人と接する機会はなかったです。
ヘッドハンターから声がかかる
どこの世界の話?というぐらい縁がない話ですね。
どういう経路でヘッドハンターから連絡が来るのか興味があります。
海外駐在を求められる
全くありません。日本国内でしかビジネスしない会社ですので。
違法スレスレの行為を求められる
これは確かにあります。
「求められる」というより「それしか選択しがないので自分の判断で仕方なく」といったケースですね。会社をズルいので明確な指示はしてきません。経営層は正論を言いますが、現場はそれでは回らない、ってやつですね。
昇進させる部下を選ぶ
これはありますね。問題とは思ってませんが、確かにあります。
気を遣うのは同期同士の部下や年次の近い部下がいる場合です。年功序列が崩れているとはいえ、実際、同じチームで働いている場合、部下同士も競争意識があると思うし、評価する側も気を遣います。
ベテラン係長が言うことを聞かなくなる
近い話はあります。課長になれない人には「能力がない」「能力はあるけど責任ある立場が怖い」に分かれます。「能力がない」係長はどうにでもなるのですが、やっかいなのは「能力はあるけど責任ある立場が怖い」人。正論を言うのは得意なので、何かしら理由をごじつけ業務を拒んできます。課長になって一番ストレスです。
まとめ
「はじめての課長の教科書」が面白かったので、自分の経験と照らし合わせてみました。
やっぱり、課長の仕事は「人を管理する」ですね。