激務ってどこから? もう疲れたし辛いし辞めたい

激務過ぎて辛いし疲れているけど

  • もしかしたらうちの会社は激務過ぎてブラック企業??
  • 自分では激務と思ってるけど、世間的には激務じゃなかったりするの?

一言で激務と言っても、残業時間など数字で表せるものから、勤務時間はいたって平均だけど心理的に負荷がかかっている状態、といったものまで多くのケースがあります。

この記事では激務とはどういった状態を指すのか?をお伝えします。

あわせて「みんなの激務エピソード」を紹介します。

残業時間が月80時間以上

好きなことや成長を感じられる業務であれば、いくら働いている時間が長くても「激務」とは感じないものです。一方、やらされ仕事や成長を感じることができない業務の場合、残業が多いと地獄ですよね。

働きがい研究所「日本の残業時間 定点観測」によると、全業種の平均残業時間は「月24.3時間」となっています。

じゃぁ、月30時間の残業は激務と言えるのか? となると激務ではない、と答える人がほとんどだと思います。

残業時間という切り口で激務を定義するなら、厚生労働省が公表している過労死ライン「月80時間以上」が現実的です。

  • 月80時間
  • 月60時間が3か月連続

休日のない連続勤務

休みなく10日間ぶっ続けで勤務するケースは激務です。たとえ1日7.5時間の勤務でもです。

期間限定であれば激務とは言えませんが、日常的に10日間以上の連続があるなら激務と言えるでしょう。

勤務終了から勤務開始までのインターバルが短い勤務

シフト制を採っている職場にありがちですね。例えば、夜勤明けの朝9時に勤務終了し、その日の夕方18時から勤務開始、のようなケースです。

通常ならこんな無理なシフトが組まれることはありませんが、同僚の体調不良により急遽出勤、は実際あるかと思います。そんなことがしょっちゅう発生する職場は激務と言えます。

自分の能力以上の能力を求められる業務

知識不足・コミュニケーション能力不足・マネージメント能力不足などにより、常に心理的緊張が続く状態は激務と言えます。たとえ、長時間勤務でなくとも、心身ともに疲弊します。

ノルマがある業務

ノルマがある業務が常にストレスが付きまといます。そのような業務では、ノルマ達成の見込みがあるときはモチベーションがあがります。一方、ノルマ未達成が続くとどうしても落ち込んだり、将来への不安によりストレスが蓄積していきます。

業務外の強制参加、仕事の付き合いが多い

会社の飲み会や定期的なイベントが大嫌いな人にとって、そのようなイベントに強制参加させられるのは、激務以外の何物以外でもありません。

みんなの激務エピソード

①貨物の物流倉庫整理

仕事は非常に激務で早い時は朝の5時出勤もあります。毎日の勤務時間は12時間超えは当たり前で休みは週1回と厳しい環境です。それでいて給料は非常に少なく毎日の生活をするのでいっぱいいっぱいです。

私はとにかく所長のパワハラがキツくて精神的にストレスをかかえ安定剤を飲んでいます。忙しいから人を入れてほしいと相談すれば逆に叱責されました。

また毎月の残業があまりに多くて労働基準に違法していたら、タイムカードを押してから仕事をしろと強制されます。タイムカードを押したら酷い時は寝袋をもってきたらいくらでも仕事していいよと笑顔でいわれました。どうしでも所長が独裁的な人で私から意見したりすれば刃を向けられてしまいます。まさに織田信長のような性格です。私は完全にホトトギス状態です。

毎日毎日我慢しながら仕事を続けています。所長さえいなければ素晴らしい職場なのですがなかなかうまくいきません。このような状態が続いて、私の体はボロボロになってしまいました。

②外資系コンサル勤務

激務のエピソードには事欠きませんが、特にクライアントが海外だと激務率が更に上がります。

ある外資系製造業のクライアントの組織再編プロジェクト。日本、アジア、アメリカにそれぞれクライアントのチームがいました。昼間は日本側のクライアントと会議、その裏で作業して、午後になるとアジアのチーム、そして夜にはアメリカのチームと会議があり、文字通り休む隙なし。

月の残業時間は100時間を超えました。そしてそれは上司も同じで、プロジェクト内もそれはギスギスしていました。それが3ヶ月続いたとき、突然パソコンの前に座ると涙が流れるようになり、ああ、これはまずいなと思いました。

ただ不思議なもので、プロジェクトが続く間は妙な責任感が働き、やめてやる!とは思いませんでした。
プロジェクトがなんとか終わったときに一週間休みを取りました。

時間があると過去の状況を冷静に振りかえることができるもの。あの仕事量はおかしかったな、もう一回やったら潰れちゃうなと考えて、気がついたら転職先を探していました。

③高齢者デイサービス勤務

1日の利用者が30人定員の高齢者デイサービスに勤めています。利用者1人あたりの介護職員の数は満たしているものの、1日30人の利用者の介護をするのは、気力体力を大変消耗します。

デイサービスなので自立されている方がほとんどではありますが、車椅子の方は介助に手がかかり、認知症で徘徊行動がある方からは目が離せず、内心はずっと緊張状態にあります。

24人くらいだと余裕を持って介護が行き届きますが、それ以上だと厳しい状態です。特に入浴介助はまるで戦闘のようで、みな栄養ドリンクを飲みながら激務に耐えています。

加えて、スタッフ間の人間関係が思わしくありません。厳しく接せられたり、本人がわかるような場所で陰口を言われたり、揚げ足ばかり取られたりします。

利用者さんへの介助で気力体力奪われ、スタッフ間では気力を削がれて、毎日やめたいと思っています。

④救急医療の事務

私は救急医療の事務員をしております。

オペ室から事務員の電話に電話がかかってきてナースにオペがある時間を伝えてくださいなどの伝言を頼まれ、それが習慣化してしまいました。

ところが事務員としての仕事が他にもあるので、病棟から席を外すことが多々あり、ナースにその旨が伝えられない可能性も出てきます。そうなると患者さんにも影響が出てきてしまうので電話番を疎かにできません。

それなのに事務員としての自分の仕事もこなさなければいけなくて激務すぎて会社を辞めたかったです。

⑤土日出勤が当たり前の会社

土日が休みの会社で働いていたはずなのに、忙しい時期にさしかかると土日に出勤させられるのが当たり前になってきたときに辞めたいと思いました。

上司に相談しても「他の会社もみんなやってるんだよ」と聞く耳を持ってもらえず、もうダメだなと思って辞めました。

まとめ

期間限定の激務であれば耐えられるのですが、そうでなければ会社そのもの変えないといずれ肉体的にも精神的にも限界が来てしまいます。

そうならないためにも、将来的に転職を視野に入れることをおすすめします。

もちろん、今すぐに転職する気がなくても、転職サイトに登録だけでもしておくのがよいです。
なぜなら、激務が続くと転職サイトに登録する気力すら無くなってしまいます

気になる求人情報をストックしておくだけでも、転職という選択肢ができるので、いつでも転職という手が打てますので。

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